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筋トレは「命の砂時計」のスピードを遅らせる?——最新研究が示す驚きの効果【千葉パーソナルジムImproveが解説】

筋トレの効果は、見た目や体組成の変化だけにとどまりません。近年の研究によって、筋トレが細胞レベルでの老化速度そのものに影響を与えている可能性が、次々と明らかになってきています。

「命の砂時計」、テロメア長を保つ可能性

 

テロメアとは、細胞の染色体の両端にあるキャップのような構造のことです。靴紐の先端をほつれないように守るプラスチックの部分をイメージするとわかりやすいかもしれません。細胞は分裂するたびにこのテロメアを少しずつ消費していき、短くなりすぎると正常に分裂できなくなります。このテロメアの長さは実年齢や寿命と強く関係しており、老化や様々な加齢関連疾患のリスクを映し出す「命の砂時計」や「寿命時計」と呼ばれ注目されています

2024年に発表された、成人4,814人を対象とした大規模研究(Tucker & Bates, *Biology*, 2024)では、白血球のテロメアの長さを調べたところ、週90分程度の筋トレを習慣的に行っている人は、行っていない人と比べて生物学的年齢がおよそ3.9歳若いという結果が示されました。つまり筋トレは、筋力や体力を向上といった体感的な「若さ」だけでなく、「命の砂時計」を遅らせ、細胞そのものの老化スピードに影響を与えている可能性があるといえます

 

マイオカインを介した脳への好影響

 

さらに近年注目されているのが、筋肉と脳の関係です。筋トレを行うと、筋肉からIL-6やIGF-1、BDNF、イリシンといった「マイオカイン」と呼ばれる生理活性物質が血中に分泌され、血流に乗って脳にまで届くことがわかってきました。マイオカインは“脳の栄養”とも呼ばれています。認知機能向上や、記憶を司る「海馬」などの脳細胞を活性化させる働き、脳の萎縮や老化を防ぎ、将来的な認知症のリスクを低減させる効果が期待されています 。マイオカインを最も増やすには、強度の高い筋トレが効果的とされています。特に大筋群を多く動員するスクワット、デッドリフト、ベンチプレスなどをある程度きついと感じる負荷で行うのがより分泌を促せるようです。60歳以上を対象とした、認知機能に対する筋トレの効果を測定したメタ解析(Wu & Huang, *Frontiers in Psychiatry*, 2025)では、筋力トレーニングによって全体的な認知機能や作業記憶、言語性の学習・記憶能力が有意に改善したことが報告されています。これはマイオカインが脳届き作用した影響と言えるでしょう。「筋トレは身体だけでなく、脳のコンディションにも働きかけている」というのは意外なことです。

 

クロトー増加による効老化作用

 

そしてもう一つ、近年の研究が示す驚きの効果として注目したいのが「クロトー(Klotho)」というタンパク質です。クロトーは1997年に発見された、体内で老化のスピードを調整していると考えられている物質で、その名はギリシャ神話で「運命の糸を紡ぐ女神」に由来しています。血中のクロトー濃度が高い人ほど、筋力や認知機能、腎機能が良好に保たれやすいことが報告されており、「抗老化タンパク質」と呼ばれることもあります。

このクロトーの濃度は、加齢とともに自然に低下していきますが、運動によって高められることが複数の研究でわかってきました。2022年に発表されたメタ解析(*Scientific Reports*, 2022)では、12週間以上の運動習慣によって血中クロトー濃度が有意に上昇することが示され、その効果量は決して小さくないものでした。さらに、種目別に比較した研究では、有酸素運動よりも筋力トレーニングの方がクロトー濃度を高めやすい傾向があることや、週3回程度の頻度で行う筋力トレーニングが最も効果的である可能性が報告されています。また定期的でなくとも、単発のしっかりとした筋力トレーニングの直後にも、血中α-クロトーが一時的に有意に上昇することが確認されています。ダンベルやマシンを使った日々のトレーニングが、体内の”若さを司るタンパク質”を底上げしているのなら、それはまたトレーニングすることのモチベーションとなりますね。

 

実際の現場でのお声

 

こうした知見は、「歳を重ねたから衰えるのは仕方ない」という考え方そのものを覆しつつあります。筋トレは、加齢による変化に”抵抗する”だけでなく、老化のスピードそのものを穏やかにする数少ない手段として、注目されています。実際に当ジムImproveでも、トレーニングを継続されているお客様から「前より若く見られるようになった」「肌ツヤも良くなった」「仕事前にトレーニングすると、意外と仕事で頭が働く」というお声をいただくことがあります。もちろん、体が引き締まったり、筋肉がついて姿勢が良くなったりすることも、若々しい印象につながる大きな要因です。しかし今回ご紹介したように、テロメアやマイオカイン、クロトーといった、目には見えない体の内側の変化も、その”若さ”や脳の活性を後押ししている可能性があります。見た目の変化として実感していただいていることの裏側で、細胞レベルでも確かな変化が起きていそうですね。トレーニングを続けることは、思っている以上に奥深いと考えます。

Improveでは、お一人おひとりの体の状態やライフスタイルに合わせて、無理のないトレーニング計画と食事のアドバイスをご提案しています。健康やアンチエイジングのためにもトレーニングを始めたいという方、ぜひ千葉のパーソナルジムImproveへご相談ください。無料カウンセリング・無料体験を実施しておりますLINEやメールでのご相談のみでも構いません。お気軽にご連絡ください。

 

 

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参考文献

• Tucker, L.A., & Bates, C.J. (2024). Telomere Length and Biological Aging: The Role of Strength Training in 4814 US Men and Women.(テロメア長と生物学的老化:4,814人の米国成人における筋力トレーニングの役割)Biology, 13(11), 883. https://doi.org/10.3390/biology13110883

• Wu, J., & Huang, C. (2025). A systematic review and meta-analysis of the effects of resistance exercise on cognitive function in older adults.(高齢者の認知機能に対する筋力トレーニングの効果:系統的レビューとメタ解析)Frontiers in Psychiatry. https://doi.org/10.3389/fpsyt.2025.1708244

• Oliveira, T.M.D., et al. (2026). Effects of acute, subacute, and chronic exercise on plasma s-Klotho levels: a systematic review and meta-analysis.(血中s-クロトー濃度に対する急性・亜急性・慢性運動の効果:系統的レビューとメタ解析)Journal of Physiology and Biochemistry, 82, 46. https://doi.org/10.1007/s13105-026-01182-2

• Rippl, M., et al. (2026). Strength but not power training increases soluble alpha klotho levels in pre-frail older adults.(プレフレイル高齢者において筋力トレーニングは可溶性αクロトー濃度を上昇させるが、パワートレーニングでは上昇しない)Experimental Gerontology, 213, 113002. https://doi.org/10.1016/j.exger.2025.113002

• Morishima, T., & Ochi, E. (2021). Impact of a single bout of resistance exercise on serum Klotho in healthy young men.(単発の筋力トレーニングが健康な若年男性の血中クロトー濃度に与える影響)Physiological Reports, 9(21), e15087. https://doi.org/10.14814/phy2.15087

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