【千葉駅パーソナルジムImproveが解説】30代からの身体の変化筋トレと食事で変わる理由
日々を過ごす中で、こんな変化を感じたことはありませんか。
• 若い頃と同じ食事量なのに、お腹まわりに脂肪がつきやすくなった
• 階段を上るだけで息が上がる、疲れが翌日に残る
• 特別太ったわけではないのに、体のラインがゆるんできた気がする
もしひとつでも当てはまるなら、それはあなたの「気のせい」でも「意志が弱いから」でもありません。体の中で起きている、科学的に裏付けられた変化の影響です。今回は、30代以降に起こる体の変化のメカニズムと、その変化にどう向き合えばいいのかを、近年の研究データ等をもとに千葉駅のパーソナルジムImproveがお伝えします。
実際に当ジムImproveにいらっしゃる30代~40代の会員様の多くが、最初の無料カウンセリングで「昔と同じ生活をしているのに」とおっしゃいます。中でも特に多いのが「食生活はほとんど変わっていないです」という言葉です。暴飲暴食をしているわけでも、食生活が乱れているわけでもないのに、体だけが変わっていく——この感覚は、決して珍しいものではありません。トレーナーである私自身は、30代を迎えたとき筋トレを続けていたことに加え、仕事や趣味のサーフィンで日常的に体を動かしていたこともあり、大きな変化は感じませんでした。それでも唯一「あれ」と思ったのは、運動を始めたときの体の温まり方が、以前よりほんの少しゆっくりになったことです。動き出しの”エンジンのかかり”がわずかに変わってきた——そんな些細な違和感からも、体は静かに変化のサインを送っているのだと実感しています。
30代から静かに始まる「骨格筋量の低下」
まず知っておいていただきたいのは、筋肉量のピークは20代であり、そこから先は何もしなければ自然に減っていくという事実です。厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」でも、骨格筋量の低下は25〜30歳頃から始まり、生涯を通じて進行していくと説明されています。
具体的な数字で見るとより実感しやすいかもしれません。筋肉量はピークの20代を過ぎると、10年ごとに男性で約2kg、女性で約1kgずつ減少していくという東京都健康長寿医療センター研究所の調査結果も報告されています。40代以降になると、この減少ペースはさらに加速し、年1〜2%のスピードで筋肉が失われていくというデータもあります。
つまり「最近なんとなく昔と比べて体に締まりがない」という感覚は、20代の頃と同じ生活をしていても自然に起こる変化であり、多くの方が獲る感覚です。でもそれをマイナスと捉えず、「体は今、変化のサインを出している」と捉えていただくと良いです。
基礎代謝も下がっていく——「食べる量は変わらないのに太る」の正体
筋肉量の低下と密接に関わっているのが、基礎代謝の低下です。基礎代謝とは、呼吸や体温維持など、生きているだけで消費されるエネルギーのこと。全身の基礎代謝のうち、筋肉が占める割合は約25%ともいわれ、筋肉量が減れば減るほど、消費されるエネルギーも少なくなっていきます。
厚生労働省の資料によると、体重70kgの男性を例にすると、基礎代謝量は20代で1日約1,680kcal、50代では約1,505kcalと、1日あたり175kcalほどの差が生まれるとされています。1日あたりでみれば誤差かもしれませんが、何ヶ月、何年と続くうちに大きな変化となって現れてきます。また体格が同程度でも女性は男性より筋肉量(除脂肪量)が少ない分、基礎代謝が男性よりおよそ20~25%ほど低くなる傾向があり、実際そのようなデータもあります。つまり女性は、もともとエネルギーを消費しにくい体組成になりやすく、そこに加齢による筋肉量の低下が重なることで、体脂肪が蓄積しやすい状況が生まれやすいのです。
これが、「同じような食生活を続けているのに、なぜか体重や体脂肪が増えていく」という多くの方が実感する正体といえます。体の中の”エネルギーを使う組織”である筋肉そのものが静かに減少しているために起こる、自然な生理現象です。
ホルモンバランスの変化も体組成に影響する
30代以降は、男女ともにホルモンバランスの変化も体組成に関わってきます。男性は40代から男性ホルモン(テストステロン)が年1〜2%程度低下していくとされ、脂肪の分解や筋肉の合成をサポートする働きが弱まることで、内臓脂肪がつきやすくなる傾向が指摘されています。
女性の場合は、30代からエストロゲンの分泌が徐々に減少し始め、更年期に近づくにつれてその変化が顕著になります。エストロゲンには脂質代謝や皮下脂肪の分布を調整する働きがあるため、その減少に伴い、脂肪のつき方が下半身中心から、お腹まわりに集中しやすい形へと変わっていくことが、複数の研究や臨床報告から明らかになっています。
当ジムのカウンセリングでも、出産前後や更年期前後を境に「体が変わってしまった」というご相談は、女性会員様から特に多くいただく内容です。
こうしたホルモンの変化は自分でコントロールできるものではありませんが、後述するように、筋トレと栄養によってその影響を和らげることが十分に可能です。
なぜ「筋トレ」が重要なのか——近年のエビデンスから
30代以降に感じる身体の変化、「年齢によるものなら仕方ないのでは」と感じるかもしれません。しかし近年の研究は、筋力トレーニングがこの流れに強く働きかけられることが明確なデータで示されています。
筋トレは、筋肉量を確実に増やし基礎代謝を底上げる
高齢の男女を対象とした研究では、数か月の筋力トレーニングによって除脂肪量(筋肉量)が増加し、それに伴って基礎代謝量が有意に上昇することが報告されています(Pratley et al., 1994;Ryan et al., 1995)。2024年に発表された中高年~高齢者対象のメタ解析(ScienceDirect, 2024)では、除脂肪量(筋肉量)を増やす効果は、有酸素運動よりも筋トレの方が明確に高いことが示されました。有酸素運動だけでは筋肉量がほとんど変わらない、あるいは減ることさえあるのに対し、筋トレは確実に筋肉量を増やすことが可能です。ACSM(米国スポーツ医学会)の指針をまとめたレビューでも、継続的な筋力トレーニングによって安静時代謝量が約7%程度上昇しうることが示されています(Westcott, 2012)。
つまり適切に筋トレを行えば、一時的にカロリーを消費するだけでなく、「1日中エネルギーを多く使う体」そのものをつくり直す効果があるといえます。だからこそ、有酸素運動だけに頼るダイエットよりも、筋トレを土台に据えた方が、長期的にはリバウンドしにくい身体づくりにつながります。
適切な筋トレとは何か——漸進的過負荷の原則(プログレッシブオーバーロード)
では適切な筋トレとはどういうものか。もちろん細かく見ればいろいろな要素がありますが、効果を語るうえで最も基本的かつ重要な考え方が「漸進的過負荷の原則(プログレッシブオーバーロード)」です。漸進的に過負荷をかけること——つまり「同じ負荷に体を慣れさせず、少しずつ負荷を増やし続けること」を指します。
体は本来、省エネルギーを好む仕組みを持っています。同じ重さ・同じ回数のトレーニングを繰り返していると、体がその負荷に適応してしまい、それ以上筋肉を増やす必要性を感じなくなっていきます。逆にいえば、筋肉に「今までよりも頑張らないといけない」という刺激を与え続けない限り、筋肉量の増加も頭打ちになってしまうということです。
具体的には、以下のような形で負荷を漸進的に増やしていきます。
• 重量を増やす:同じ回数をこなせるようになったら、重量を少しずつ上げる
• 回数・セット数を増やす:重量はそのままに、反復回数やセット数を増やす
• 動作の質を高める:可動域を広げる、動作スピードをコントロールする、休憩時間を短くするなど
• 頻度を見直す:同じ筋群のトレーニング頻度を週1回から週2回に増やす(週1では全く効果がないということではありません)
大切なのは、一度に大きく負荷を上げることではなく、数週間~数か月単位で「少しずつ、しかし着実に」負荷を積み重ねていくことです。急激な負荷増加はケガのリスクを高める一方、負荷が変わらないままでは体は適応しきってしまい、除脂肪量も増えていきません。この「ちょうどよい負荷の階段を、一段ずつ上っていく」という考え方が、「適切な筋トレ」の本質だといえます。
当ジムImproveのお客様に向けても、この漸進的過負荷の原則は基本として、常に意識しながらプログラムを組んでいます。会員様お一人おひとりの体力や生活リズムによって、負荷の上げ方やペースはまったく異なりますが、共通しているのは「無理のない範囲で着実に負荷を上げ続けた方ほど、体組成の変化がはっきりと現れる」ということです。これは感覚的な印象ではなく、数多くの指導を重ねる中で確信を持って言えることです。
ホルモンバランスへの好影響
そして筋トレは、30代以降に変化していくホルモンバランスにも、良い影響を及ぼすことがわかってきています。
まず男性で注目されるのがテストステロンです。1回の筋力トレーニングの直後には、テストステロン値が一時的に上昇することが複数の研究で確認されています(Hooper et al., 2020)。長期的にトレーニングを継続した場合の安静時テストステロン値への影響については、まだ研究間で結果にばらつきがあるものの(Hayes & Elliott, 2019)、筋トレによって内臓脂肪が減り筋肉量が増えることで、テストステロンの働きを妨げる要因が減り、結果として体感的な活力や意欲の向上につながっているという指摘もあります。
当ジムImproveの男性会員様からも「よりポジティブに物事を考えられるようになった」「自分に自信がついて、元気になった」といったお声をいただくことがあります。数値として測定しているわけではありませんが、こうした体感の変化は、テストステロンをはじめとするホルモンバランスの好影響を裏付ける一つの手がかりだと感じています。
一方女性の場合、筋トレや運動によってエストロゲンやプロゲステロンの血中濃度そのものが大きく変化するかどうかについては、2024年に発表されたメタ解析でも「統計的に有意な変化は確認されなかった」とされています。しかし、閉経後の女性を対象としたメタ解析では、筋力トレーニングによってホットフラッシュ(ほてり)の頻度がほぼ半減したという報告があり(ScienceDirect掲載のメタ解析, 2024)、さらに脂質プロファイルの改善や炎症関連物質の減少、骨密度の維持、メンタルヘルスの改善なども確認されています。
そしてイギリスのエクセター大学が発表した研究(2025年)では、閉経前・中・後の女性たちに筋力トレーニングを実施したところ、どのステージの女性であっても「閉経(エストロゲン減少)に関係なく、筋肉量・筋力を向上させることができる」ことが実証されました。
また、エストロゲン減少の最大のデメリットは骨密度の急低下ですが、2026年の研究レビューなどでも、高強度の筋力トレーニングが腰椎などの骨密度を維持・向上させ、骨折リスクを相殺することが強く支持されています。
Improveでも、更年期前後の女性会員様から「ほてりやのぼせがおさまってきた」「頭痛の頻度が減って、痛みも軽くなった」といったお声をいただくことがあります。ホルモン値そのものが変わったというより、筋トレによって自律神経や血流、炎症といった別の経路から身体全体のコンディションが整い、結果として症状がやわらいだといえます。
つまり女性にとっても筋トレは、ホルモンの減少そのものを止めることはできなくても、その影響を受けて起こる不調や体の変化に対して、好影響を与えてくれる、数少ない介入方法だといえます。
食事も「ただ量を減らす」だけでは不十分
食事において摂取したタンパク質の利用のされ方について、近年の研究で注目されている、「アナボリックレジスタンス」という現象があります。これは、加齢とともに、同じ量のたんぱく質を摂取しても、若い頃に比べて筋肉の合成反応が鈍くなっていくという現象です。つまり年齢を重ねるほど、体は食事から筋肉をつくる力が弱まっていくのということです。
だからこそ、30代以降は「食べる量を減らす」だけのダイエットではなく、「筋肉の材料をきちんと摂る」という視点が欠かせません。具体的には、体重1kgあたり1.0g以上のたんぱく質摂取がサルコペニア(加齢性筋肉減弱減少)予防に有効である可能性が示されており、加齢に伴う合成反応の鈍化を踏まえると、体重1kgあたり1.2〜1.6g程度を目安にする考え方も広がっています。また、1回の食事で25〜40g程度のたんぱく質をまとめて摂ること、必須アミノ酸の一種であるロイシンを意識すること、運動後の栄養補給のタイミングを工夫することも、筋肉の合成を後押しする要素として研究で示されています。「食べないダイエット」は、実は筋肉から先に失われていく非効率な方法であることが、これらの研究からも読み取れます。
今日からできること
加齢による身体の変化は、誰しもが避けて通れるものではありません。しかしその先にある未来を変えることは可能です。筋トレとたんぱく質を中心とした食事によって、筋肉量と基礎代謝の低下を抑え、身体の調子を整えていく。これこそが、数多くの研究が一致して示している「30代以降の身体づくり」のシンプル且つ最適な答えと言えます。
そして大切なのは筋トレも食事も継続ことによって成果が出るということです。
なので初めから完璧を目指し過ぎたり、根を詰め過ぎて続かなくなってしまうのでは、意味がありません。自分に合った形で、辞めずに続けられるることが重要です。
また、なんとなくで筋トレしたり、負荷やフォームなどやり方が正しくなければ成果も現れなくなってしまいます。自己流でやり始めたど上手くいかない、そもそもやり方もよくわからないといった方は、専門的なアドバイスを得た方が効率的でかつ成果も出やすいです。
千葉駅徒歩圏内にあるパーソナルジムImproveでは、お一人おひとりの体の状態やライフスタイルに合わせて、無理のないトレーニング計画と食事のアドバイスをご提案しています。身体の変化が気になってきたけど、いざやろうとなったときトレーニングも食事もどう始めてよいかわからないという方、一人では続けられる自信がないという方、ぜひ一度、ちら千葉駅のパーソナルジムImproveへご相談ください。無料カウンセリング・無料体験を実施しております。LINEやメールでのご相談のみでも構いません。お気軽にご連絡ください。
参考文献
• 男女の安静時代謝率(RMR)の違いに関する解説記事(複数の比較研究を紹介、男性は女性よりおよそ20〜25%高い傾向):BizWell編集部「男性と女性で『基礎代謝』はどれくらい違うのか」
• 大正健康ナビ(大正製薬)「サルコペニア(筋肉減少症)」(東京都健康長寿医療センター研究所の調査結果を引用)
• Janssen I, et al. (2000). Skeletal Muscle Mass and Distribution in 468 Men and Women Aged 18–88 yr. Journal of Applied Physiology, 89(1), 81-88. https://doi.org/10.1152/jappl.2000.89.1.81
• Pratley R, et al. (1994). Strength training increases resting metabolic rate and norepinephrine levels in healthy 50- to 65-yr-old men. Journal of Applied Physiology, 76(1), 133-137. https://doi.org/10.1152/jappl.1994.76.1.133
• Ryan AS, et al. (1995). Effect of sustained resistance training on basal metabolic rate in older women. Journal of the American Geriatrics Society, 43(2), 130-137. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7730525/
Westcott WL. (2012). Resistance Training is Medicine: Effects of Strength Training on Health. Current Sports Medicine Reports, 11(4), 209-216.一般向け解説記事(ACE Fitness):https://www.acefitness.org/continuing-education/certified/january-2018/6879/reality-check-what-health-and-fitness-pros-and-their-clients-need-to-know-about-resting-metabolic-rate/
• 中高年〜高齢者における有酸素運動と筋力トレーニングの体組成への効果比較メタ解析(2024, ScienceDirect)
• 女性の性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン・テストステロン)と運動に関する系統的レビュー・メタ解析(2024):
• 閉経後女性における筋力トレーニングとホットフラッシュ頻度に関するメタ解析(2024, ScienceDirect)
• 農畜産業振興機構「骨格筋量の維持・増加に向けたたんぱく質摂取の重要性」